2012/10/24

マルウェア

またまたご無沙汰しておりました。本日までのMalware情報です。

過去の情報収集系Malwareは端末の識別情報やアドレス情報、SMS/MMSメッセージなどを収集するものが多く見られましたが、最近のMalwareは端末内のファイルや写真も収集するようです。

FinFishは端末の情報を搾取するMalwareです。端末の識別情報からSMSやMMSメッセージといった情報以外に端末内のファイル、写真を収集するようです。
BackappはSMSを用いてコマンドを送信し.3gp .amr .jpg ファイル、GPS ロケーション、SMS メッセージを収集します。
Aplogは端末でアプリケーションのインストール/アンインストールを記録してデータベースに保存し情報収集サーバに送信します。

今回はDropperも2件公開されました。
BackScriptは悪質なスクリプトをダウンロードするDropperです。TemaiはPUPをダウンロードしインストールを試みるDropperです。

最後のFakeLookoutは実在のアンチマルウェアベンダの名を語る情報収集Malwareです。過去にも偽アンチマルウェアツールが発見されていますが、今回は実在する製品名称を用いてGooglePlayで配布されたことから今後の影響が心配されます(Bouncer先生働いてください)。 FakeLookoutはSMS/MMSメッセージ、圧縮した端末内のファイル、端末内のファイル一覧をFTPサーバに送信します。
このMalwareの特異な点はなんと言ってもManifestファイルです。505もの端末のアクション(ほぼ全てのアクション)をトリガにアプリケーションのサービスが起動するつくりになっています。パーミッションが並ぶManifestファイルは良く見かけますが、Intentが並ぶManifestはこれが始めてです。

ちなみにFakeLookoutについてはAndroidMalwareResearchProjectでも公開されていますので興味のある方はこちらもどうぞ。

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